地震構造

代表的な耐震技術として、地震.png

地震の揺れに耐える「耐震構造」

地震時の揺れを抑える「制震構造」

地震の揺れを伝えさせない「免震構造」

の3種類があります。

今回はこの3種類の違いを話します。


まずは制震構造です。

「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅に

配置することで建物の揺れを抑える工法です、

超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術です

構造の特性上、地震の揺れが建物に伝わる為、

土地の形状によっては建ぺい率ギリギリで、家を建てることができない場合もあります。


次に免震構造です。

「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、

免震層を介在させることによって、地面の揺れから免れます。

つまり住宅は宙に浮いた状態で地面だけが動くという、

地震対策としては理想的な工法です。


ただし、浮いている状態であるため風の影響を受けやすい、

他の構造に比べコストがかかりやすい等のデメリットもあります。


最後に耐震構造です。

「耐震」とは、筋交いや面材によって強度を高めて、

地震の力に耐える工法です。

建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に

耐えられる建物の強さを耐震等級1と定めています。

注意点としては、建物を固定し強度を高めていますが、

実際に大きな地震を受ける度に固定にゆるみなどが発生し、

建物が痛んでしまうことがあります。

以上が耐震技術の説明となります。

地震対策について

日本に家を建てるときに必ず考えないといけないこと地震.png

それは地震対策です。


政府の地震調査委員会は今後30年以内に

震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した予測地図を公開しています。


そこで、実際に大地震が起きた時、建物はどうあるべきでしょうか?

安全性の目標として以下の考え方があります。


①「人命を守る」

 建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの転倒を防ぐ、火災の発生を防ぐ

②「財産・資産を守る」

 個人・企業などが自ら保有する財産や資産を地震により損壊することを防ぐ

③「機能を守る」

建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ


上記の安全性の目標を達成するために、現在では様々な耐震技術があります。

普段からチェックしておきたいお家のポイント

家は人と同じように長い年月使っていると、
経年劣化などを起こすこともあります。

長年経った部分は、簡単な修理で対応できる部分もあれば、
リフォームが必要となるケースもあります。
場合によってはライフスタイルの変化などを考慮し、
建て替えを検討した方が良い場合もあるかもしれません。

当社でも、お客様から修理をご依頼いただき、実際に点検に伺ってみると、
大規模な修繕が必要だったりする場合もあります。

大事なお家でずっと快適に過ごすためには、普段からお住まいをチェックして
おくことが大切です。

下に、お住まいのチェックポイントを載せましたので、ぜひ参考にしてください。
チェック.png
<屋根のチェックポイント>
・屋根にサビが出ている(金属屋根)
・地震対策のために屋根を軽量化したい
・屋根瓦の破損、ズレがある
・屋根を葺き替えたい
・雨漏り対策をしたい

<外壁のチェックポイント>
・外壁にカビやコケの汚れ、変色がある
・目地のコーキングが劣化している
・外壁の模様替え、再塗装の時期である

<基礎土台のチェックポイント>
・基礎の割れ・酸化現象の有無
・土台の腐れ・白アリ・ひび割れが心配

<外装周り・エクステリアのチェックポイント>
・樋の外れ、割れ、水漏れがある
・サッシのすべりが悪い
・サッシを断熱・防音仕様にしたい
・バルコニーやガレージにサビが出ている
・防犯対策をしたい
・門扉に変色がある
・ブロック塀に亀裂・破損箇所がある

<内装のチェックポイント>
・天井にハガレ、シミ、たわみがある
・壁に割れ、浮き、結露がある
・床に浮き、シミ、傾斜がある
・床、廊下がフカフカする
・壁が薄く冬寒い
・床暖房にしたい
・部屋を改装したい

<トイレのチェックポイント>
・便器の交換
・便器のガタつき、水漏れ
・ペーパーホルダーの修繕と設置
・シャワー付きトイレへの変更
・トイレの改修工事

<キッチン・ダイニングのチェックポイント>
・キッチンが狭い・収納がない
・システムキッチンに交換したい
・流しのつまり、水漏れなど
・流し台の修繕
・キッチン・ダイニングの改修工事

<浴室・洗面所のチェックポイント>
・浴室のタイルや目地の剥がれ・割れがある
・浴室をバリアフリーに改修したい
・給湯器を交換したい
・浴槽の湯垢、汚れが目立つので何とかしたい
・浴室暖房、浴室乾燥機をつけたい
・浴室を全面改装、ユニットバスにしたい
・洗面台をシャワー付き洗面化粧台に変えたい
・その他浴室・洗面所の改修工事


いかがだったでしょうか。
これらの中には、放っておくとどんどん悪化してしまうものもあります。
弊社では建物の点検も承っておりますので、お気軽にお申し付けください。

今の家を大切に使うことはもちろん、これからお住まいをご検討される方は、
どこに注意して建てるかを一緒にご相談させていただいています。

4畳半の空間

今回は、茶道に関するお話をさせていただきます。畳.png

茶室は、簡素な庵(いおり)を意識して作られたもので

茅葺きや板葺きの屋根、茶室に向かう露地の飛び石や、

湧き水をイメージした蹲踞(つくばい)がある、主に正方形の部屋。

※蹲踞=背の低い手水鉢のこと

広さは9尺(約2.73m)四方なので、

畳を敷くと、4畳半の正方形ですね。


4畳半というと、人と人の距離が密になり

無駄な物を置くスペースが確保できません。


しかし、お茶を点てて客人に振る舞う点前に

集中できる極小空間である事こそが、

千利休が目指した侘び寂び、侘茶だそうです。


小さな4畳半ですが、採光には工夫がなされており

2枚引の障子戸にするのを止めて、60センチ四方のにじり口にして

光を遮り、土壁に窓を小さく開けて、

スポットライトのような感じで光が差し込むように工夫し、

光と影のコントラストを生み出したそうです。


利休の時代、茶人の中心は

主に都会に住む町衆達だったそうで、

都会にいながら山里の空間を楽しめる茶室を

心より楽しんでいたとの内容も残されています。


4畳半という小さな空間でも、

用途を明確にしたうえで工夫する事により

特別な空間として輝かせる、日本人の技と心。


今の時代にも、各地に腕のいい大工さんや設計士さんがいます。


家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方、

お気軽に、弊社までご相談ください。

木造住宅と火事

しかし、実は木造住宅は火事に強いと言われています。火事.png

「木造住宅は燃えやすい」というイメージは根強いものですが、
木造住宅には、火事が起きたときに、燃えて崩れるまでの時間が
かなり長いという特性があります。
同じサイズの木と鉄に、住宅と同じような荷重をかけながら燃やすと、
鉄は5分後には強度が元の半分以下になります。
さらに10分後には元の強度の20%程度になり、
荷重で曲がってしまいます。

しかし、木は10分間燃やし続けても表面が炭化するのみで、
内側までは燃えずに80%程度の高い強度を保ちます。
燃えた木の表面が炭化するとそれがバリアのような役目を果たし、
内側の部分に炎によるダメージが到達しにくくなるためです。
この性質のおかげで木は燃えても「一気に強度が下がる」
ということがないため、万が一の火事のときでも、
避難のための時間を十分に取る事ができます。
崩れ落ちる前に消火ができれば被害も最小限におさえることができます。

さらに、木造住宅は有毒ガスの発生量が比較的少ないです。
火災のときに、家が燃えることによって発生した有毒ガスが原因で、
意識喪失が起きる事故は多いものです。
一酸化炭素のほか、塩化水素やアンモニアといった有毒ガスを吸い込み、
意識を失ってしまうことが火事の恐ろしさの一つです。
木造住宅は自然素材なので、火災時の有毒ガスの発生をおさえられます。
もちろん木が燃えることで一酸化炭素や二酸化炭素は発生しますが、
自然の素材である木材は、人工素材に比べると有毒ガスの発生量は
かなり少なく、火事が起きたときの意識喪失を防ぎやすいのです。

ただし、注意しておきたいのが、木造住宅がいくら火事に強いといっても、
木材が炭化するほどの火事が起きてしまったら、
そのあと住み続けるのは難しいということです。
木造住宅のメリットはあくまで、火事が起きてから
家の耐久性が落ちて崩れ落ちるまでの時間が長く、
十分な避難時間を稼げるという点です。

これから家を建てるという人は、火事に強い準耐火建築物として
設計建築するのがおすすめです。
また、火事に強い家を建てることに加えて、
火事に遭わないよう、火の取り扱いに十分気をつけることももちろん大切です。
最近では火を使わないIH調理器具やオール電化の家も人気です。
そして、家を建てるにあたって地域の人とコミュニケーションを取ることも、
もらい火や放火といったトラブルを防ぐことにつながります。

木造の家は、火事に遭ったときでも十分な強度を保ってくれるという
大きなメリットがあります。
万が一の火事に備えて、木造住宅を建てるということを私たちはご提案しています。

再生可能エネルギーの大きな特徴2

2つ目は【アクティブシステム】

機械(装置)を使う方法で得られるエネルギーです。太陽光.png

太陽光や、風力エネルギーを利用した発電などがあります。

エコキュートは、空気熱を利用した給湯器で、

消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出します。


エネファームは電気をガスから発生させるシステムで

導入コストは高くなりますが、電気を発生させる際に、

お湯も作ってくれるので、非常に効率がいいシステムです。


機器を動かすのに今までは必要だった、化石燃料の依存度を下げ

二酸化炭素を抑制でき、持続可能性を高めることができます。


再生可能エネルギーの普及は大きな課題もあります。

導入費用がかかってしまう事や、自然エネルギーだけに

自然環境に影響をうけてしまうという事もあります。


しかし、これからの家づくりには、

世界のエネルギーや地球の環境を意識したものが

どんどん主流になっていくのではないでしょうか。

家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、

お気軽に、弊社までご相談ください。

再生可能エネルギーの大きな特徴

再生可能エネルギーの大きな特徴は2つ。

1、エネルギー資源が枯渇しないこと

2、温室効果ガスを排出しないこと

様々な再生可能エネルギーによる発電方法は色々ありますが、ブログ写真.png

今回は、自然エネルギーの利用法を2つご紹介します。


1つ目は【パッシブエネルギー】

建築的な工夫などで、自然エネルギーをそのまま最大限に利用した

パッシブデザインと呼ばれる設計手法です。

ゴーヤーの緑のカーテンを作ったり、南側に庇(ひさし)をつけたり、

北側の低い位置に窓をつけて熱移動させたり。


エアコン等の電気で温度調整するのではなく、

自然の力で、空間を快適に保つ方法のことをさします。

未来に続く自然のエネルギー

みなさん、こんにちは。

皆さまは世界で電力を使えない人が7億人以上もいるという事を

ご存じでしたでしょうか?

私は正直、驚きを隠せませんでした。


SDGsが目指す、「持続可能な開発目標」の7番目にエネルギー.png

エネルギーをみんなに。そしてクリーンに、というのがあります。

抜粋すると・・・

2030年までに、誰もが、安い値段で、安定的で、

現代的なエネルギーを使えるようにする。

2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくする。

などなど、、、。

そこで、世界中で注目されているのが、

「資源をくり返し使える」「二酸化炭素を排出しない」再生可能エネルギーです。

次回【再生可能エネルギーの大きな特徴】をご紹介いたします

土地購入でお客様が失敗した例 CASE5

日中の"抜け道"に面した土地のため、子どもを庭で遊ばせられない小道.png

子どもをのびのびと遊ばせたいと考え、
公園に近く庭も広く取れる土地を購入。

しかし、土地の目の前にある道路は、
日中、いわゆる"抜け道"となっていて、
ことのほか車の往来が激しいことが発覚。

子供が公園に行きたがるときも、
庭で遊びたがる際にも、
道路に飛び出したら危ないので目を離せません。

家に面した道路の交通量は、
時間帯によって変わる場合があるので、
特に子供が小さいうちは日中の交通量を調べましょう。

以上、土地探しの失敗例をご紹介しました。

土地は高価なものなので、失敗したからと言って
簡単に買い換えられるものではないですよね。

私たちは土地を購入される場合には、
ちゃんと細かな下調べを行った上で
お客様とご相談させていただいています。

土地購入でお客様が失敗した例 CASE4

風の強い日に砂埃が飛んできて洗濯物が干せない

子どもの通学に便利がよいところを探していて、
小中学校が近い土地を購入。ブログ写真.gif

しかしこれがあだとなり、
風の強い日は校庭の砂埃が飛んでくるため
洗濯物を外に干せません。

天気がよくても、洗濯物は室内干しとなり、
また布団はクリーニングに出すようになり、
意外な出費がかさむことに。

子育て世代に学校の近く土地は人気ですが、
近すぎると騒音や砂ぼこりも被ることになります。

土地購入でお客様が失敗した例 CASE3

日当たりを考えて家作りをしたのに、夏がとても暑くなってしまった

学校や駅も程近い利便性のよい土地を購入。土地.png
土地の形が旗竿状になった旗竿地で、

安く買うことができたものの、
周りを家に囲まれているので

1階は暗くなることが予想されました。

そこでキッチンやリビングを2階に配置し、
トップライト(天窓)をたくさん設けました。

明るさは確保できたものの、
夏の2階の暑さに悩まされることに。

トップライト(天窓)を作る際は、
太陽光が過度に入ってこないか予測しましょう。

土地購入でお客様が失敗した例 CASE2

角地で便利だが、ゴミの問題があった

数十メートルで幹線道路に出られる
便利な立地の角地を一目ぼれで購入。ゴミ置き場.png

好立地な割に割安な土地だったが、
工事を始めたのちに、目の前が
ゴミ集積所であったことに気づく。

家が建ち実際に住み始めると、
カラスなどによってゴミが荒らされたり
また、ゴミ収集日にニオイが気になったりしました。

自宅前であるため、ゴミの日に
毎回掃除をすることになりました。

土地を購入する際は、
ゴミ集積所の場所も確認しておきましょう。

土地購入でお客様が失敗した例 CASE1

【CASE 1】
隣の空き地にマンションが建ってしまった

日差しの入る、明るい一戸建てを希望しており、
南側に広い月極駐車場のある土地を購入。マンション.png
吹き抜けのある広々とした家を建築。

数年後、駐車場の場所にマンションが建ってしまい、
家は薄暗い印象の家に。

広い駐車場や農地などは、
いずれマンションが建ってしまったりする
可能性も見込む必要があるかもしれません。

失敗例から学ぶ土地探し

当社を訪れる方の中には、土地.png
土地探しから始められる方も多くいらっしゃいます。

「良い土地」というのは、
出てきたらすぐに売れてしまいますが、

それでも何百万円何千万円とする高価なものであり、
衝動的に買うわけにもいきませんよね。


先日、同じく住宅会社を営む方たちと共に勉強会に参加し、

「土地購入でお客様が失敗した例」というのを
聞いてきましたので、次回ご紹介いたします。

災害時の備え2

災害時準備物
大人2人×1日分として、以下をご参考に中身を準備するといいです。


<食料・飲料>

・飲料水(500ml×8~10本)

・非常食(乾パンやレトルト、ゼリー状の食品など2箱程度)


<停電時用>

・懐中電灯(予備電池含め2個)

・ろうそく(2本+マッチ・ライター×2つ)

・携帯ラジオ(手巻き充電式が望ましい)


<医薬品>

・救急セット(常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂、

 ばんそうこう、ハサミ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、

 持病のある方はそのための薬(薬品名のメモも))

 (救急ボックスなどのセットで売っているものが便利です)
災害.png

<生活・衛生用品>

・レジャーシート(1人あたり1畳分程度)

・タオル(4枚~、多めがよい

・ポリ袋(大きめを10枚程度)

・トイレットペーパー
 (1ロール、水に溶けるため、ティッシュより使いやすい)

・ウエットティッシュ(2個~)

・簡易食器セット(家族分)


<貴重品>

・現金(硬貨も)

・身分証明書、保険証、住民票のコピー

・預貯金通帳、印鑑

・権利書、各種カードなど


<避難・救助用品>

・笛、コンパス、ナイフ、ロープ(7m以上)

・シャベル、バール、ノコギリ、

 ハンマー等の工具(小型のアウトドアグッズが持ち運びに便利)


また、「2次持ち出し品」とは、

最初の避難の後に再度自宅から避難所へ持ち出し、

3~4日間の避難生活を送るためのものです。


「1次持ち出し品」に加え、+αの飲料や

食料、衣料品、生活用品を準備しておくと良いです。


生活用品は、卓上コンロ+ガスボンベをはじめ、

アウトドアやキャンプを思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。


私たちの家づくりでは、当然

「災害に強い家・安全を確保しやすい間取り」

といったことにもこだわっていますが、こういった避難をするときに

「持ち出し品(特に1次持ち出し品)」を常々どこに確保しておくか、

といったところにまで気を配り、お客様と一緒に間取りを考えています。

災害時の備え

今回は災害で家から逃げ出す時のことに触れたいと思います。


災害時に備えた準備は、災害.png

「1次持ち出し品」と「2次持ち出し品」に

分けて準備しておくのが良いです。

「1次持ち出し品」とは避難時にすぐに

持ち出すべき、必要最低限の備えです。


主に最初の1~2日間をしのぐためのものです。


非常持ち出し袋にいれておき、

非常時に持ち出しやすい場所に置いておくことが大切です。


大人2人×1日分として、ご参考に中身を準備するといいです。

次回備え

必ずしもいらないかもしれない装備

私たちの家づくりは「注文住宅」なので、

お客様のご希望やご意見はほとんどの場合、

家づくりに反映させることができます。


例えば、「ベランダ(バルコニー)を造りたい」ですとか、

「コンセントを増やしたい」などなど、

ただ反面、建てられるお家によっては、

必ずしもオススメとならないものもあります。


≪バルコニー≫

マンションでもバルコニーのあるお家が多いことから、バルコニー.png

私たちとの打合せでもご希望される方は多いです。

ただ、このバルコニーの使い道を聞いてみると、

「洗濯物を干すため」と答えられる方が多いのです。


お庭を持てないマンションの場合は、

洗濯物を干す場所としてバルコニーは重要ですが、

お庭のある一戸建ての場合、ほとんどの方はお庭に洗濯物を干すそうです。


そうすると、バルコニーの役目というのは、少なくなってしまうんですよね。


もちろん、大きめのバルコニーを造って、

家族団らんの場にする、といった場合などは別ですが、

もともと家の外にあるため、汚れやすく掃除もしにくいバルコニー。

お客様の想定されている使い道によっては、あえてつけるようなことはせず、

その分、他の場所に予算を回したりするのもいかがでしょうか?

といったようなことも、

洗濯.png私たちはお客様との打合せで相談させて頂いています。

何十年も暮らしていくお家だからこそ、

使い勝手が悪かったり、使わなかったりするような装備や設備は控え、

お客様の暮らしに必要なものを充実したものにできるよう、

ご提案させて頂いています。

手洗いはどこでする?

皆様、こんにちは。

トイレの後は、どこで手を洗っていますか?


洗面台?

トイレタンクの上にある手洗い?


それにしても手洗い付きのロータンク便器。

これを考えた方ってどんな方なのでしょう?


発明家?

きれい好きな方?

はたまた最近は小学生など子供も素晴らしい発明を多くいているので

もしかしたら子供かもしれませんね。

開発した方は手洗い付きのロータンク便器を完成させたとき

「これぞ世紀の大発明だ!!」

と喜び、ガッツポーズをしたかもしれません。


ですが、これで小さく肩をすくめて手を洗っている自分を想像してみてください。

なぜかどことなく悲しく寂しく見えませんか?


手を洗っている時の水が飛び散らないか気になって十分に手を洗えませんし住宅基礎.png

そもそも置くところも無いので、石鹸を使って洗う事も出来ない。


とはいえ、トイレで用を足したら手を洗いたいですよね。


トイレは別名「お手洗い」というくらいですから

用を足した後すぐ手が洗えないとお話しになりません。


最近は用を足した後、手を洗わない方も調査で分かっているそうですが

みんながみんなそうではないでしょう。


ですのでトイレには何らかの手が洗える仕掛けが必要となるのです。

なら、どこで手を洗うのか、、、。

出来ればトイレの中にしてください。


小さな手洗い受けをつけるだけでいいのです。


どこにどんな形の手洗い器をつけるかは皆様の自由です。


ただし、レイアウトト寸法は最善の注意を払っておかないと

後々、後悔します。


最近は色々な手洗い器があるのです。

壁掛けタイプ

オーバーカウンタータイプ

アンダーカウンタータイプ

ボウルタイプ

掃除のしやすさでいえばアンダーカウンタータイプですかね。


付ける場所も気をつけないといけません。

幅が広いトイレなら、トイレと平行に。

奥行きのあるトイレならトイレと向い合せ、

もしくはトイレと少しずらして平行に。


少し豪華になるかもしれませんが

トイレに手洗い器だけではなく、鏡や照明をつければ

お化粧室へ昇格いたします!


トイレのレイアウトはデリケートなのです。

横幅が広すぎるとトイレットペーパーに手が届かなかったり

トイレが狭すぎると小回りや掃除が難しくなったり。


トイレの設計は、手を洗う方法やどこに洗面器と便器を設置するかの

レイアウトをしっかり考えなければならないのです。

家を造る前に

家を造る前に。

世の中のパパママへ
家が欲しい人すべてに。

世界中どこに行っても遊園地や公園、
プールや山や川、海など
大人も子供も遊ぶ場所はたくさんあります

はしゃいで
遊び疲れ
クタクタになって帰った...

そんな記憶がある人も少なくはないかもしれません


☆子供が大人になって...ブログ写真.png

もしかしたら
大人になると
子供の時以上に疲れてクタクタになるときがあります

それは
遊ぶ場所ではなくて職場と云う厳しくも避けられない場所です

時には
社会人であることが嫌になるときもあるかもしれません

時には
泣きたくなるけど、我慢する
いつの間にかうつ向いている時もあるかもしれません

時には
人と付き合うのが嫌になるときもあるかもしれません

家を造るということは
もしも
自分の子供が「帰りたい...」と思ったとき

いつでも
帰れる場所を造ること

家を造るということは
親が子のためにできる安心を与える空間

そんな場所であり
親から子への最高の優しさ...

それが家だと思います

家を造る理由も家族の形も様々ですが

帰れる家があること
大人になる子供にとって
心の支えになることは間違いありません

家造りや家選びに
迷ったときに参考にしてください

洗濯機の設置場所

洗濯機をどこに設置するかを考え、
生活しやすい動線をイメージすることです。

例えば贅沢に洗濯室を作ってしまうのはどうでしょうか。洗濯機.png
服の収納棚、洗濯機、洗い場、
そして天井から物干し竿をつるしてみましょう。

そうすると洗濯をして、干して、たたんでなおす。
洗濯物のルーティーンが簡単にこなせるのではないのでしょうか。
その場合、洗面所を広く使うとかトイレを併設したりもできます。

洗面所に、洗濯機を設置することは多いかと思いますが、
間取りと広さを考えて、あえて洗濯機を切り離してみたりしてもいいかもしれません。

プランを作る際に
洗濯機を置く場所を起点に生活導線をイメージすると、面白いかもしれませんね。

洗面室と洗濯機について

今回は「洗面室とはどんな空間か?」について考えてみます。

・手を洗う空間
・顔を洗う空間
・化粧や髪の毛のセットをする空間

洗面室は色々なことができる多機能な空間と言えると思います。洗面.png

洗面室は多くの場合、お風呂へ入る際の

脱衣所になります。

その場合、服を脱いでそのまま

入れることが出来る為、

洗濯機は洗面室に設置したほうが便利でしょう。

しかし、洗面室に浴室が設置されている間取りはどうでしょう。

そうなると洗濯機を洗面室に設置するのは、広さにもよりますが基本的に難しいです。

また誰かが服を着替えていたり、入浴中だったりすると

ほかの人は洗面室を使うことはできなくなってしまう。

なので洗面室はいろいろな場面で兼用されるため、曖昧な空間なのです。

洗面室をいかに上手く家族と共有するか。

どの様な使い方をイメージするか。

設計をする上で、一つポイントになると言えます。

「床上浸水」と「床下浸水」の違い2

床上浸水の場合は、

床下浸水と比べて被害ははるかに大きくなります。床上浸水.png

被害額は床下浸水の7倍にものぼると言われ、

2階まで浸水してしまった場合などは、

建て替えを視野に入れなければならない場合もあります。

床上まで浸水してしまうと、

水に浸かった部分やものは、洗ったとしてもひどい臭いが

取れず、床置きの電化製品や家具・リネン類をはじめ、

壁紙や床なども交換や張り替えが必要になる場合が多いです。

このように最悪でも床上浸水を防げるよう、

私たちが家づくりの相談をする際には、

建築場所と家の床の高さなどを加味しながら

お話しを進めさせていただいてます。

「床上浸水」と「床下浸水」の違い

「床上浸水」と「床下浸水」の違い、

文字通り家の床下までの浸水で留まったのか、

床の上まで浸水してしまったのかというものです。

床下浸水の場合は、基本的な対処としては3つ床下浸水.png

1.排水・・・床板や畳を外し、溜まった水や泥を

かき出します。

特に泥が残っているとにおいの原因にもなるため、

隅々までかき出し、真水で洗い流します

2.乾燥・・・生乾きのままだとカビや臭いの

原因になってしまうため、

扇風機などを使いしっかりと、場合によっては

1週間以上かけて乾燥させます。

3.消毒・・・洪水など外からの水で浸水してしまった場合、

浸水した水に下水や汚水が混じっていることが多々あります。

すると雑菌が繁殖しやすく感染症の原因にもなり得るため、

排水・乾燥をさせた後にはしっかりと消毒する必要があります

次回は『床上浸水』についてです