職人の技術
大工も左官も、家づくりの技術を持つ職人たちは、知恵の塊です。
そういう職人の声に耳を傾ける設計者がいて、期待に応えようとする職人がいて、
初めて "いい仕事=いい家造り" ができます。
カンナできれいに柱を削れるという程度の話は、基本です。大工なら当然できなければ困ります。
それにプラス、仕事に対する愛情といいますか、人柄、それが必要だと思います。
職人が楽しんでやれる現場でなければ、現場があたたかい雰囲気でなければ、いい家はできません。
職人がころころ変わる工務店は、雇い主・職人のどちらかに原因があるにしても、
本当にいい家を造ることはできないんじゃないかと思います。
それほど、家というものは、関わる人たちの "いい" 想いが集まって、初めていい家になると私は思います。